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膝の下とかかとの痛みは「成長痛」で片づけない。中断の判断ラインはここ

オスグッド病とシーバー病は、この年代で最も多い2大トラブル。どちらも「休めば治る」が、休ませる判断が遅れるほど復帰が長引きます。

膝の皿の少し下、骨が出っ張っているところを押すと痛い——これがオスグッド病です。日本スポーツ整形外科学会の解説では「小学高学年から中学の発育期のスポーツ少年」に起こるとされ、飛ぶ・跳ねる・ボールを蹴る動作の繰り返しが引き金になります。太ももの前の筋肉(大腿四頭筋)が、膝の皿を介してつながる脛の骨の付着部を引っ張り、まだ軟骨の段階にある成長部分を剥がしてしまう構造です。

かかとの後ろ・下が痛い場合はシーバー病(踵骨骨端症)の可能性があります。こちらは10歳前後の男児に多く、アキレス腱が引っ張る力がかかとの成長部分に持続的に加わることで起こります。症状はかかとの軽い腫れ、押したときの痛み、歩くときの痛み。痛みでつま先歩きになることもあります。

見逃される最大の理由は、痛みの出方にあります。オスグッド病は休んでいると痛みが消え、スポーツを始めると再発する——この繰り返しが「大したことない」という判断を生みます。しかも子どもは、レギュラーを外されたくない一心で痛みを言いません。

受診の判断ラインは3つ。①押すと決まった一点が痛い、②休むと引くのに再開すると必ず戻る、③かばって歩き方が変わっている。1つでも当てはまったら整形外科へ。オスグッド病の診断は、症状とレントゲン検査でつきます。

知っておいたほうがよいのは、復帰までの時間感覚です。オスグッド病は成長期の一過性の病気で、成長が終われば収まりますが、それまでの3〜6か月間はスポーツをすると症状が強くなるとされています。この期間は、大腿四頭筋のストレッチ・アイスマッサージ・ベルトの装着を前提としたうえでの活動になります。「1〜2週休めば戻る」という見積もりで予定を組むと、必ず途中で破綻します。

医療機関は「スポーツを見てくれる整形外科か」を事前に確認してください。同じ症状でも、『しばらく休みなさい』で終わる場合と、復帰までの段階的なメニューまで示してくれる場合とで、その後がまったく違います。

今週の1手

今週、膝の皿の下とかかとを親指で押して確認する。痛がる場所があればメモに日付を残す。

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親が気をつけること

「大会が近いから」は中断しない理由になりません。1大会を取るか、次の3年を取るかです。

出典・参考

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