【今週】暑さ指数31以上は運動中止。気温ではなくWBGTで判断する
気温32℃でも湿度が低ければ実施でき、気温30℃でも湿度が高ければ中止。判断材料は気温ではありません。
熱中症の判断に使うのはWBGT(暑さ指数)です。気温だけでなく湿度と輻射熱を含んだ指標で、環境省が全国の実測値と予測を無料で公開しています。運動指針では、WBGT31以上は「運動は原則中止」、28以上31未満は「厳重警戒(激しい運動は中止)」とされています。
重要なのは、気温とWBGTがずれることです。真夏の炎天下でも風があり湿度が低ければWBGTは下がり、逆に曇りで蒸す日は気温以上に危険になります。「今日は30℃だから大丈夫」という判断は、根拠として弱い。
会場の環境差も大きく効きます。陸上のトラック(人工の路面・日陰なし)、サッカーの人工芝、テニスのハードコートは、いずれも路面からの照り返しで実際の体感がWBGTよりさらに厳しくなります。同じ日でも土のグラウンドとは別物と考えてください。
保護者ができる実務は3つ。①前日にその地域のWBGT予測を確認して指導者と共有する、②凍らせたペットボトルと氷嚢を持たせる(首・脇・鼠径部を冷やす)、③『やばいと思ったら抜けていい』と事前に本人に言っておく。3つ目がいちばん効きます。子どもは自分から抜けられません。
親が気をつけること
指導者に確認を入れるのは越権ではありません。数値を共有するだけなら角も立ちません。
出典・参考
- 環境省|熱中症予防情報サイト(全国の暑さ指数・予測) https://www.wbgt.env.go.jp/
- 環境省|暑さ指数(WBGT)について/日常生活・運動に関する指針 https://www.wbgt.env.go.jp/wbgt.php
- 日本スポーツ協会|熱中症予防運動指針(環境省サイトに掲載) https://www.japan-sports.or.jp/medicine/heatstroke/tabid922.html
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