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4〜6月生まれが有利、は本当。1〜3月生まれの親が知っておくべきこと

同学年でも最大11か月の発育差があります。選抜で落ちた理由が「生まれ月」であることは珍しくありません。

日本の学年は4月2日区切りのため、同じ学年の中に最大で11か月の月齢差が存在します。小学校高学年〜中学生ではこの差が体格・筋力にそのまま現れ、4〜6月生まれの選手が選抜チームや上位カテゴリに多く含まれる傾向が、国内外の多くの競技で確認されています。これを相対年齢効果と呼びます。日本のJ1・J2選手を調べた研究でも、4〜6月生まれが有意に多いことが報告されています。

厄介なのは、この差が実力差として誤認されることです。早生まれの子は選ばれにくい→良い環境・良い指導・多い試合数から遠ざかる→さらに差が開く、という循環が起きます。フランスの約36万人のサッカー選手を調べた研究では、競技を辞めた選手に早生まれ(その国の区切りで遅く生まれた子)が多く含まれていました。

一方で、体格の差そのものは成長とともに縮まっていきます。さらに海外のラグビーやアイスホッケーの研究では、育成段階で選抜に残った早生まれの選手のほうが、プロに到達する割合が高かったという「逆転」も報告されています。不利な体格の中で技術と判断を磨いてきたことが、後で効くという解釈です。ただし、日本のプロサッカー選手全体では今も4〜6月生まれが多く、選ばれる段階での偏りは大人になっても残っています。

1〜3月生まれのお子さんを持つ保護者に必要なのは、たった一つの情報伝達です。『今のポジション争いには生まれ月の差が入っている。体格の差は成長とともに縮まっていく』と本人に伝えること。多くの子は、選ばれない理由を自分の才能のなさだと解釈しています。

逆に4〜6月生まれの場合は、今の優位が実力なのか月齢なのかを冷静に見ておく必要があります。体格の差が縮まったときに、それまでの優位がなくなることもあるからです。

今週の1手

子どものチームのレギュラー11人(あるいは上位8人)の生まれ月を数えてみる。偏りが見えたら本人に共有する。

アプリで開いて「やってみる」に入れる

親が気をつけること

「お前は早生まれだから仕方ない」ではなく「今の体格の差は、成長とともに縮まっていく種類のものだ」と言い換えてください。

出典・参考

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